イギリス正規留学ー受験してないのに合格?!

guardian小学校4年生からイギリスの学校へ長期留学をしているT君。

中学高校も引き続きイギリスの学校へ行く予定なので、去年から今年にかけて、いくつかシニアスクールを受験しています。

イギリスのお受験というのはまず登録から始まります。

*登録についての記事はこちらをご参照ください。

http://ameblo.jp/robinedu/entry-11980907972.html

 

登録後に案内が来て、面接や試験が行われます。

学校にもよりますが、試験と言っても作文とか口頭で算数の問題を聞かれたり、ReasoningかVerbalテスト(読解力や単語力をみたり、算数の知能テストのようなもの)のような簡単なもの。

合否のほとんどが面接とスクールレポート(いわゆる内申書)で決まってしまうのです。

 

T君が受験した学校は、

超名門校 - 寮の先生とあと一人と面接。作文あり。Reasoning があったかも。

名門校1 - 受験担当者と面接、希望者のみアクティビティ日あり、試験は後日。

学校2(普通より少し上のレベル) - グループでアクティビティ、面接も試験もなし。

学校3(普通よりかなり上のレベル)- 不明

 

学校3より、いきなり合格通知が届きました。地方では名の知れた有名校です。

 

この学校へは登録をしただけで学校見学にすら行っていないのですが、スクールレポートでT君がこの学校にふさわしい高い学力を有しているとみなされたらしく、合格通知が届きました。

 

やはり合否はほとんどがスクールレポートで決まってしまい、当日の試験は付け足しか、面接でレポートの内容が本当か確認するのみ、ということなのでしょう。

 

当日の試験さえ出来れば合格する日本のお受験とはかなり異なります。

”一発逆転”がきかない、あくまで日ごろの勉強が大事。

 

”当日の試験の出来が良かったので自分の学力より上の学校に入ってしまう(逆もありかも)”ことはその子にとって不幸であり、”自分の学力に見合った学校へ行く”、ということがイギリスの教育では重視されているということになります。そのため、入学試験も ”どの子がこの学校に向いているか”を見極めるような内容となるのです。

 

T君の第1希望は、名門校1。

2か3のどちらかを万一のために押さえておくのは日本のお受験と同じです。

 

試験は今秋と今冬ですので先は長いのですが、一発勝負のような試験ではないので、日本の中学受験のように長時間の受験勉強をすることはありません。

 

学校生活を楽しみつつ、スポーツや音楽もやりながら地道に勉強を続けていけば、きっと良い結果になることでしょう。

 

どの学校へ行くことになるか、ガーディアンとしてはとっても楽しみです。


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