イギリス正規留学ー夏学期の始まり
春休みが終了し、今度は長期留学生の到着ラッシュが始まりました。
今週中にほぼ全員が日本での春休みから戻ってきて、また学校生活が始まります。
今年はイースターが4月初めにあったせいで学期初めが比較的遅く、そのため短い学期になっています。短くても夏学期は行事や試験も多く、どの学校もスケジュールをぎゅうぎゅうにつめこんでいるので、生徒達にとっては充実した忙しい学期になることでしょう。
夏のイギリスは1年の中でもベストシーズンですので、スポーツが盛んに行われます。クリケットやネットボール、ラクロスなどイギリス特有のスポーツが人気です。また運動会もこの学期に行われます。
日本のような団体競技(玉入れや組み体操とか)はありませんが、ハウス対抗で徒競走やリレー、綱引きなど。親も大勢見に来ていて、ピクニックランチをしたり学校によっては屋台が出たりして、楽しいイベントになっています。
夏学期は日本の3学期にあたるため、卒業のシーズンでもあります。
卒業生は劇(ミュージカルなど本格的なもの)や音楽の演奏会をしたり、保護者や先生スタッフと共に茶話会やディナーがあったりします。
卒業式というのはありませんが、最終日には全校生徒と保護者の集会があり、そこで成績優秀生や音楽スポーツで優れた成績をおさめた生徒の表彰があります。優秀な生徒は何度も名前をよばれて、壇上で表彰されます。
勉強面では、卒業生には重要な試験があります。
ジュニアスクールからシニアスクールへ進学する生徒達は、コモンエントランス(通称CEと呼ばれる)の試験が6月にあります。
CEの前に全員進学する予定の学校から合格をもらっているのですが、それにはCEに合格することといった条件がつけられています。
各学校によってCEで何パーセント以上をとることといった合格基準が決まっていて、その基準を満たさないと合格は取り消しとなる場合もあります。
ですので学校も生徒達も必死です。最終学年はCEの準備のためにほぼ復習や模擬試験に費やされます。
また、シニアスクールから6thフォームと呼ばれる大学受験準備コースに進学する生徒達には、全国統一試験のGCSEの試験が5月~6月にかけてあります。GCSEは2年間コースになっていて、2年の間に小テストが繰り返されたりレポートを提出したりが続くのですが(それも最終評価に関係する)、いよいよ試験の本番です。
CEやGCSEについては、また別の機会にでも書きますね。
そういうわけで夏学期は大忙し。
一番良い季節なので、皆目いっぱい学校生活を楽しんでね。