イギリスよりメリークリスマス!
***英国ニュース
プリンスハリー(ハリー王子)の婚約がついに発表されました。
お相手はかねてから交際中だったアメリカ人女優のメガンさん。
The Royal Highness, The Prince Henry of Wales and Ms Meghan Markle are engaged to be married.
メガンさんはロイヤルファミリーにも好意的に受け入れられていて、婚約のニュースにクイーンは”delighted” 、チャールズ&カミラ夫妻は “very happy”、ウイリアム王子&キャサリン妃は “We are very excited” というコメントでした。
思うに上流階級の皆様って、大きく違うものは受け入れられないけれど、ちょっとだけ違ったもの(オリエンタルとかエキゾチックとか)がお好き。そういうのをヨーロッパの生活に少しだけ取り入れるのが ”粋” とされているせいでしょう。
メガンさんも黒人の血が半分入っているのでエキゾチックな容姿。アメリカ人なのでイギリス王室にあまり関心がなかったというのも、プリンスのお立場から言えば好都合なのかもしれません。
5月にはウインザー城内のチャペルでご結婚されるそうで、おめでとうございます。
キャサリン妃の第3子も春には生まれるので、おめでたいニュースが続くことになりそうです。
ちなみに、メガンさんとハリー王子は遠距離恋愛ですが、英語で遠距離恋愛のことは ”long distance relationship” といいます。
そのままですね(^^;)
**どこの国にも極右政党がありますが、英国にも ”Britain First” という極右政党があります。
選挙に出馬するのではなく、FBやツイッターで支持を得るという活動方法を取っているらしく、扇動的な動画を流しては200万もの ”いいね!” を獲得しているとか。怖っ。
おりしも、その極右政党が流した反イスラムのビデオをトランプ大統領がリツイートしたとかで、反トランプ感情が盛り上がっております。
抗議したメイ首相に対しても、
Don’t focus on me, focus on the destructive Radical Islamic Terrorism that is taking place within the UK. We are doing just fine!
“我々ではなく国内のテロ対策に集中せよ” とツイートしたトランプ氏。
誰かこいつからツイッター取り上げろ~!!
トランプ大統領のイギリスへの公式訪問に反対する声も再び聞こえてきそうです。
**旅のお役立ち情報
この時期はあちこちでクリスマスの飾りつけやライトアップがされていてとても綺麗です。
ロンドンのライトアップも素敵ですが、今年はコッツウオルズのブレナムパレス(Blenheim Palace)のライトアップを見に行ってきました。
ブレナムパレスは1940~50年代にイギリス首相だったウインストンチャーチルの生家として有名です。現在は第12代モーバラ侯爵ご一家がお住まいです。
バロック様式のお屋敷と、人工湖や橋のある4600ヘクタールに及ぶ広大なイングリッシュガーデンは、1987年に世界遺産に登録されました。
クリスマスには、その広大な庭をライトアップしてTrailが出来るようになっているのです。
Trailが始まるのは夜のため、それまでは宮殿内部を見学。
巨大なパイプオルガンのある図書室やダイニングルームは特に有名で、天井まで届くクリスマスツリーがあります。
時間になり、いよいよお庭へ(別の入場券が必要になります)。
雪もちらつく寒さの中、景気づけにMulled Wineを飲みながら、ゆっくりゆっくりライトアップされた小道を進みます。
何千個のライトが輝くお庭は幻想的で、光の中を潜り抜けたり、音楽とともに点滅するライトを眺めたり、滝がライトアップされていたり、サンタやエルムも現れて、大人も子供も楽しめます。
ストールで売っていたマシュマロを火にかざして頂きました。マシュマロの種類が色々あって、バニラとアーモンドのクリスマスバージョンにしました。激あま~(笑)。
地方のライトアップも見どころですよ。ぜひ冬のイギリスへお越しくださいね。
**日本でのサマースクール&正規留学セミナー終了
11月の東京と大阪での“サマースクール&正規留学セミナー”は無事に終了致しました。
お越し頂いた皆様、お手伝い頂いた皆様に、心よりお礼申し上げます。
セミナーは初めての試みでしたが、留学生ママ達のご協力もあり、何とか終えることが出来ました。
セミナーでは基本事項に加え、サマースクールでは勝手にベストランキングと称し、
アカデミックなサマーは?
小学生に向いているサマーは?
満足度の高いサマーは?
スポーツ&アクティビティが豊富なサマーは?
ホームステイが出来るサマーは?
などの項目別に学校紹介をさせて頂きました。
正規留学は、何歳でどの学年にどのようなプロセスを経て入学するのか?を中心に、入学方法や入学試験などについて、お話しさせて頂きました。
普段はメールばかりで皆様とお会いする機会がなく寂しい限りですので、また帰国の折にこのような機会を設けていきたいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
**小中高生のサマースクール情報
来年のサマースクールのご予約を絶賛受付け中!
また1校、手配可能なサマースクールが増えました。
サリーにある小学校、ハイフィールド校で行われている学校主催のサマースクールです。
小学生で少人数でアカデミックなサマースクールをお探しの方はぜひどうぞ。
http://www.robin-guardian.com/school-list/highfield/
**小中高生の正規留学
正規留学専門の新しいメルマガ発行中!
題して“留学スタートアップメール講座―お子様をグローバルエリートに育てるために”
内容はこんな感じ
↓ ↓ ↓ ↓ ↓
1なんのために留学するのか?
2イギリス留学で得られる3つの成果
3留学準備編―得意を伸ばす
4留学時に必要な英語力
5何歳での留学がベストかーイギリスの教育システムへの適合
6学校選びのポイント
7学校のレベルを知るには
8イギリスのお受験について
9イギリスの学校で最も評価されること
10親の心構えています。
毎回正規留学に関する情報やちょっとしたエピソードなどを盛り込んでいます。
また個別相談の日程をメルマガ読者様限定でお知らせしております。
“留学スタートアップメール講座”へのご登録は下記よりお願い致します。
**編集後記
カンタベリー大聖堂で行われる、とある学校主催のクリスマス礼拝に出席する予定です。
カンタベリーは私にとって特別な町。
かれこれ30年も昔、この町にあるカレッジに1年語学留学をしていました。
到着したのは1月の真冬で、底冷えがする上に4時には真っ暗になるという最悪の季節。
それでも、憧れていたイギリスにやっと来れた嬉しさでそんな事は気にならず、毎日図書館へ行って、暗くなっても勉強をしていました。
カレッジのすぐ近くにはカンタベリー大聖堂があり、カランカランとなる鐘が時折聞こえてきます。
図書室からふと見上げた窓からは真っ暗な空に浮かぶお月様と、大聖堂の鐘の音。
日本での賑やかな生活からは想像すら出来なかった、あまりにも幻想的な夢のような時間。
日本に残してきたものを思うと懐かしくて泣きそうになり、でも今手にしているものの大きさを思うと幸福感で胸がいっぱいになるというセンチメンタルさで、私も若かったのね~(^^;)。
30年の時を経て、そのカンタベリーを度々訪れる日々がやってこようとは。
私がガーディアンをしている長期留学生が、カンタベリーのシニアスクールに入学したからです。
私の立場も昔とはまったく変わりましたが、カンタベリーも変わりました。
1980年代終わり~1990年代初めのカンタベリーはまだ静かな田舎町で、のん気に大聖堂の前を通り抜けできたりしたのですが、今はツーリストで溢れた観光地となってしまい、大聖堂前も囲ってしまって入場料無しでは前を通過することすら出来ません。
でもやっぱり昔の面影はそこかしこに残っていて、ここに来ると懐かしい日々を思い出してしまうのです。
今後しばらくカンタベリー詣でが続きそうです・・。
今年も色々お世話になりました。
皆様も良いクリスマスとお正月をお迎えくださいね。
来年もよろしくお願い致します。