ついにサマースクールが始まりました!

***ウインブルドンテニスが開幕し、連日熱戦が繰り広げられています。

今年はイギリス勢が強く、男女ともに準決勝まで進み大いに盛り上がりましたが、惜しくもそこで敗退。特に女子のコンタ選手は女子イギリス選手としては39年ぶりの準決勝進出、優勝すれば40年ぶりという快挙になるはずでした。

今年は錦織君も3回戦で負けたし、マリーやナダルの名勝負は見逃しちゃったし、なんだか盛り上がらなかったのは私だけ?

***先月半ばに起きた高層住宅、グレンフェルタワーの大火災ですが、その後のニュースでは市や政府の対応に被災者の不満が続出しています。

 

この住宅は市の所有(カウンシルフラット)だったので、住民も難民や生活保護者が多かったのですが、一時滞在のホテルでの待機が長引き、なかなか次の住居が決まりません。それもそのはず、ここはロンドンでも一番高級なケンジントン地区の管轄だからです。

人気のエリアに空き物件がそうそうあるわけではなく、同じエリアに住み続けたい被災者と、とりあえず空きがあるカウンシル所有の住宅へ移ってほしい市側で攻防が続いているのです。

なんでそんな場所にカウンシルフラットが?と思いきや、ロンドンでは高級住宅とカウンシルフラットが混同して建っているのは珍しくないそう。ロンドン中心部の素敵なフラットに住む友人も、“うちのすぐそばにはカウンシルフラットがある”と言っていました。

私の住むギルフォードは、カウンシルハウスと一般住宅が並んで立っているエリアもありますが、明らかにカウンシルハウスのみというエリアもあります。ボックスのような団地群なのですぐわかります。

いずれにせよ、被災者の方達の落ち着き先が早く見つかりますように・・。

ちなみにグレンフェルタワーは今や“観光地”と化してきていて、この前で写真を撮っている人も多いのだとか。

被災者や亡くなられた方達のお気持ちを考えると、なんだかな~という感じですね。

***グラストンベリーでのロックフェスティバルが今年も6月21-25日に行われました。

1970年から続いているこのフェスティバルは、900エーカーもの敷地に100以上のステージを作り、5日間にわたって1000組以上のアーチストが出演するという、世界最大規模のロックコンサートです。

Ed Sheeran, Katy Perry, Radiohead, Foo, Emili Sande, Adel, Liam Gallagherなど有名シンガーが多数出演。

今年はマンチェスターとロンドンのテロとグレンフェルタワーの犠牲者への黙祷から始まりました。

ちなみにOasisの“Don’t look back in Anger”という名曲をご存知でしょうか?

“怒りを持って振り返らないで”という意味なのですが、これがマンチェスターのテロの後のテーマソングのようになりました。

元OasisのLiam Gallagherがグラストンベリーで歌っている映像がこちらです。
https://www.youtube.com/watch?v=8xo_GcOsp4k

マンチェスターテロの後のコンサート、One Love ManchesterでCold PlayとAriana Grandeが歌っている映像が私は好きです。

サビの部分の歌詞はこちら
So, Sally can wait. She knows it’s too late as we’re walking on by. Her soul slides away But don’t look back in anger I heard you say…

***今年もPromsが始まりました!クラシックコンサートを気軽に聞けるように、ロイヤルアルバートホールの椅子を取り払って格安の入場料で夏中行われています。

最終日の9月9日(土)にはハイドパークに大スクリーンを設置し、イギリス国旗を振りながら“ルールブリタニア”をホールにいる人と野外にいる人全員で大合唱するのが恒例となっています。

この時期にイギリスにいらっしゃる方はぜひ参加してみられてはいかがでしょうか?

***今月のホームステイ

テロの影響か、今年はホームステイよりサマースクールの方が盛況です。

それでも何名かホームステイのお客様が来てくださいました。相変わらず人気のアンさんのお宅に只今ホームステイをされています。私はマナーハウス” Great Fosters”でのアフタヌーンティーをご一緒してきました。

ここのマナーハウスのアフタヌーンティーは本当に美味しくて、ロンドンと変わらないお味なのにお値段控えめでとってもお勧めです。久しぶりに行ったら、入り口のところに、“The Tea Guild Award of Excellence 2013”の賞状が飾られていました。

スタッフもとてもフレンドリー。お庭も素敵で、外のテーブルで頂きました。

夏らしいお天気で青空が広がり、ヒースロー空港が近いので時折飛行機が飛び、静かで、ここだけ別世界のよう・・。

このマナーハウスでのアフタヌーンティーにご案内すると、いつもとても喜んで頂けます(^^)。

“ザ、イギリス”、という感じだからかな~。

ついでにウインザー城にもチラッと寄ってから、大渋滞の中、帰途につきました。

 

***サマースクール

ついにサマースクールが始まりました!

先週末より参加者の皆様が続々到着されています!

今年は例年になく盛況で、約40名のご予約を頂きました。皆様本当にありがとうございました。

私と弊社スタッフの木村友美子とソイエル尚子が空港でお出迎えしております。その際にお迎えに来ている学校のスタッフともちょっとした会話を交わして情報を仕入れています。

到着日が2回しかないセントエドモンドは、7月10日に27ヵ国から180名が到着したそうですが、便が遅れたりで空港で出迎える学校スタッフの皆さんは本当に大変そうでした。

参加者の1人でフランスから到着した17歳の女の子と少し話してみました。2年前にセントエドモンドに参加したリピーターだそうで、他のサマースクールにもトライしてみたけれど、やっぱりセントエドモンドが良くて戻ってきたのだとか。ちなみに英語ペラペラでした。

参加者の国籍を聞くとヨーロッパが圧倒的に多いようで、オランダ、デンマーク、アイルランドなどあまり他のサマースクールでは聞かないような国籍者も参加しているようですし、

弊社から今年参加される3名のうち2名はインターに通っておられるので、やはり参加者の英語レベルは高いようです。

ところで、日本人は少ない方が良いと思っていましたが、まったくいないというのも考えものかもしれません。

St Bede’sのDicker校に参加した男の子は、まったく日本人がいない状況にホームシック状態に!国籍がバラバラならまだしも、フランスやイタリアなど特定の国が多く、固まられてしまうと入って行けなくて辛い状況に陥ったようです。やっと1人日本人の男の子が見つかり、なんとかそれで落ち着いたようです。いざと言う時はやはり同胞がいると心強いですね。

サマースクールは、参加者の国籍や同室の子の詳細など、行ってみないとわからないことも多いので少し勇気が必要ですが、それでもチャレンジしようとしている子供達と、一人で行かせる親御さんも素晴らしいです。すぐに成果は現れなくても、たくさんの経験と外国人との交流、今後の英語学習への意欲というお土産を持って戻ってくることでしょう。

日本のご家族の皆様は、“便りのないのは良い証拠”と思い、子供達のチャレンジを見守っていてくださいね。

**イギリス正規留学

夏学期が終了し、長期留学生達は夏休みのため日本に帰国中です。

今年プレップ(ジュニアスクール)とシニアスクールを卒業された生徒さんが何人かいて、ご両親が来英され、卒業パーティーに参加されていました。

卒業式はスピーチデーとよばれ、校長先生を始め学校関係者のスピーチや、学業、音楽、スポーツなどで優秀だった生徒が表彰されます。講堂で行われることもあれば、校庭に大きなテントを張って椅子を並べておこなわれることもあります。

スピーチデーの後、夜には卒業生と保護者のパーティーが行われます。ドレスコードはフォーマル。つまり男性はタキシード、女性はロングドレスに相当するフォーマルドレス。

外国人はこういうのが本当に似合いますね。社交慣れしていますし、ふるまいがスマート。

私は5年間もメル友(笑)だった生徒さんのお母様とついに初対面!
メールからの想像通り、とても気さくで楽しく若いお母様でした。
卒業パーティーにはお着物で出席されたそうです(着物一式日本からご持参されました)

皆様も、イギリス正規留学に挑戦してみませんか?

サマースクールからそのまま1年留学することも可能。

お問合せ&資料請求は、このメールにご返信頂くか、info@robinedu.comまで。

 

***英語一口メモ

以前にもご紹介したかもしれませんが、Opt inとOpt outという表現をご存知でしょうか?

Opt in は “選択する” という意味で、名詞でも動詞でも使えます。

企業で使われることが多いビジネス英語のようですが、一般的な文章でも使えます。

例えばウエブから何かを購入した場合、その会社からの広告メールを今後受け取ることを許諾するのなら “ opt in” となり、拒否するのなら “opt out” となります。

あらかじめopt in となっているので、もし拒否する場合は opt out して下さい、という一文が書いてあったりします。

If you want to opt out of receiving our newsletter, please tick in this box.

サマースクールの遠足でロンドンが含まれているけれど、行きたくない人は行かなくて良いですという文章ですとこうなります。

We include the excursion to London in our study trip but you are allowed to opt out if you do not want to go there.

 

***編集後記

うちの隣(セミディタッチでくっついている)に住んでいた老人夫婦が引っ越した後に、東欧系と思われる人たちが引っ越してきました。

この辺りはギルフォードの中でも家の値段が高いのであまり若い人は住んでいなくて、中高生以上の子供を持つ中年家族が多いのですが、彼らは30代前半と思われます。子供もいません。

まったく馴染みのない言語(多分ルーマニアかポーランド語)でひっきりなしに話している声や、友人と談笑している声がうるさい時もあり、音楽をかけた時には思わず2階からガラっと窓を開け苦情を言いました。庭に出てこれをやるので、音が私達のいる2階に筒抜けになるのです。

今まで隣には静かな老人しか住んでいなかったので、にわかにまったく毛並みの違う隣人が現れて戸惑い気味の私。

隣は増改築をしていないので値段的にはこの通りの家にしては安い方だけど、それでも若い東欧人が買えるような値段ではないはず。

どうやって家を手に入れたのだろう・・・。

“も、も、もしかして、お隣はカウンシルハウスに成り下がったの~??”とちょっと心配なのですが、難民ではなさそう。

中高齢者の多く住む静かな通りに、庭で音楽をかけるような文化も習慣もまったく違う若者が現れてちょっとがっかり。

時代と共に、文化や考え方のまったく違う難民移民とも共存しなければいけないイギリス人の気持ちが少し理解出来ました。かくいう私も移民なので、なるべく迷惑をかけず静かに暮らそうと思います・・・。

 


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