イギリスのクリスマス
いよいよ12月に突入し、クリスマス気分が盛り上がってきました。
各地で趣向を凝らしたクリスマスライトや飾りつけがされていますので、イギリスにいらっしゃる方はぜひ夜のお出かけをお楽しみください。
ロンドンのオックスフォードストリートでは、去年と同様1778個のスノーボールが輝いています。
リージェントストリートは天使の飾り
毎年ユニークな飾りつけをすることで有名なカーナビ―ストリート(リバティーの裏)は、V&A博物館のエキシビション(You say you want a revolution? Records and Rebels 1966-1970)に題材をとった現代的なアレンジ。
コベントガーデンの今年のテーマは、Mistletoe(やどり木)。たくさんのMistletoeが上からぶら下がっていて、それはそれは素敵です。大きなクリスマスツリーとトナカイもいます。
ボンドストリートは去年同様、クジャクの羽。
その他、小さいストリートでも趣向をこらし可愛らしく飾り付けられていますので、歩いているだけでも本当にワクワクします!
イギリスではクリスマスが終わっても1月7日まではフェスティブ期間として飾り付けが残りますので、これからしばらくは楽しめそうですね。
クリスマスマーケットもあちこちに出現。
一番大きなものは、ハイドパークのウインターワンダーランド。移動遊園地とドイツ風屋台、アイススケートリンクなどがあり、家族連れで楽しめます。
テムズ河沿いにもドイツ風屋台が出現。クリスマスマーケット=ドイツ、というイメージなのでしょうかね。
地方のナショナルトラスト所有のマナーハウスでも、素敵にクリスマスデコレーションをしたお部屋を公開しています(要予約の所が多い)。
サリー州ではDorkingにあるPolesden Lacyで、クリスマスの飾りつけがされたお部屋を公開しています。バッキンガムシャーにあるWaddesdonではクリスマスフェアが行われていて、ガーデンは幻想的にライトアップがされています。
不定期にオープンしているダウントンアビーのハイクレア城では、チャリティードリンクの日というのがあって、入場料100ポンド払えばクリスマスツリーが飾られたお城に入れます!!
日本のクリスマスのライトアップもすごく素敵ですが、本物のクリスマスの雰囲気を味わいに、ぜひこの時期にイギリスにお越しくださいませ。
>>>>サマースクール&語学学校情報
弊社で手配致しますサマースクールはボーディングスクール主催のものが多いのですが、シャーボーンとトーントンを除いてほとんどが8月前半~半ばで終わってしまうので日程的にあわない、またご予算的にももう少しリーズナブルなものを、という方のために、語学学校主催のおすすめサマーコースをご紹介致します。
ボーンマスという海岸沿いのリゾート地にあるアングロコンチネンタルでのサマーコース。
*弊社HPはこちらhttp://www.robin-guardian.com/school-list/anglocontinental/
この学校は1200名のキャパのある大きな学校で、通年開校している一般英語コース、親子留学コース、ジュニアサマーコース、ビジネス&医療英語コース、などがあります。
ジュニアサマーコース(10-15歳、16-19歳)は午前中英語のレッスン(週15時間または21時間を選べる)、午後はスポーツやアクティビティ、週1.5回の遠足、となり、ボーディングスクールで行われているサマースクールとほぼ同じスケジュール。滞在はホームステイ(2人部屋)。16歳以下の子供が安心して滞在できるホストファミリーを厳選しています。学校とホームステイの往復には別料金で送迎も頼めます。
6月~8月末まで開校されているうえ、お値段もとてもリーズナブル。親子で参加できるコースもあります。
また、50歳以上の方に限定したClub50+というコースも5~6月、8月~9月に開校されていますので、シニアの方で短期語学留学を経験されてみたい方はぜひどうぞ。
詳しい資料をご希望の方は、このメールに返信頂くか、info@robinedu.comまで。
>>>>小中高生の正規留学
イギリスのボーディングスクールの冬休みは一般の学校より長くて、12月10日前後に終了するところが多く、1月10日頃まで1か月近く休みがあります。
終了日は各学校で保護者も出席できるクリスマス礼拝が行われます。私も生徒さんのお迎えがてら、とある学校のクリスマス礼拝に出席してきます。
ステンドグラスがとても素敵な教会で、聖歌隊の歌声と神父様の朗読。
つかの間ですが、背筋が伸びる思いです。
お子様の長期正規留学をお考えの方、もしくはお子様がすでに留学中の方のための無料スカイプ相談をしていますので、お気軽にご相談くださいね。
年末年始に日本に帰国することになりました。それに合わせて日本での個別相談も承ります。12月28日大阪、1月3日東京です。(1月4日東京は満席となりました。)
ご希望の方は、このメールに返信して頂くか、info@robinedu.comまで。
>>>>英語一口メモ
12月31日の年越しの際に歌われる“蛍の光”は、スコットランド民謡であることはご存知でしょうか。
1788年にスコットランドの詩人、ロバートバーンズによって書かれた詩がのちに歌になりました。
歌詞が古いうえに所々スコティッシュが混じるので意味がわかりにくい(聞いているだけだとほぼ不明)です。
題名が“Auld Lang Syne”(オールドラングザイン)と言いますが、題名からして?ですよね。
Auld Lang Syneとは、Old timesとかDays gone by、Long long ago とかいう意味だそうです。
“過ぎ去った懐かしい日々”みたいな感じ。
Should old acquaintance be forgot and never brought to mind
Should old acquaintance be forgot and old lang syne
For auld lang syne, my dear, for auld lang syne
We’ll take a cup of kindness yet for auld lang syne
日本では卒業式に歌われるので、”別れの歌” もしくは “蛍や雪とかの抒情詩?” と思いがちですが、実は ”過ぎ去ってしまった遠い昔と古い友達を懐かしむ歌” だったのですね。
歌詞の中にもスコットランドの言葉が混じっていますが、大晦日のことを”Hogmanay”(ホグマニー)、スコットランドの歌やダンス、スコッチウイスキーを楽しむ年越しのパーティーのことをCeilidhs(ケーリー)というのだそう。(ゲール語らしい)
バグパイプの音色とキルトの衣装、新年にエジンバラ城で上がる盛大な花火を見に、スコットランドへ行きたくなりました。
その他、ホームティーチャーのギルが教えてくれた今月の英単語と英文法を記しておきますね。
クリスマス関連の英単語
Merry Christmas/ Happy New Year
Christmas Eve/ New Year’s Eve (eveningの略)
Festivity
Hogmany
To stay up
A party
Scotch (Whisky)
Sleigh
A Spectacle
A Christmas cracker
A snooze(うたた寝)
前置詞の違い
ON:曜日や日にちの前につける、On 25Dec, On boxing day, On Sunday etc
AT:特に限られた時間の前につける、At New Year, At Christmas
IN:ある一定の長さの期間の前につける、In 2016, In December
Reindeer:単数形と複数形が同じ
One reindeer, Two reindeer, Three reindeer…
>>>>イギリスのクリスマスの過ごし方
クリスマスはどんな感じですか?とよく聞かれるので、ここで伝統的なイギリスのクリスマスの過ごし方についてお伝えしておきましょう。
イギリスでは12月25日と26日をお祝いします。(他のヨーロッパ諸国では12月24日をお祝いする国も)。ちなみにサンタクロース(Father Christmas)はイギリスでは12月24日の深夜に来ますが、大陸のほうでは12月5日に来ます。
イブの日の夜は教会のミサに出席します(近年は宗教心が失われつつあるので出席しない人も大勢います)。子供達はサンタとトナカイのために人参、ミルク、ビスケットなどをテーブルにおいて就寝します。お菓子やフルーツを入れてもらう大きなソックスも用意します。
クリスマス当日はプレゼントを開けたあと、伝統的なクリスマスランチを食べます。メインはターキーかグースで、ローストした野菜と手作りのグレービーソースが添えられます。
食後はクリスマスケーキ。プラムやフィグ入り、ブランディーがかけられていて、かなりヘビーです。
テーブルの各人の席にはクラッカーがおいてあり、お互いに引っ張り合いっこをして開けます。中には他愛のないおもちゃや、クイズが入っています。
食事は延々と続き、1日中食べたり飲んだり、ゲームをしたり。
午後3時になると、女王がテレビで ”今年を振り返って” みたいなスピーチをしますので、それを皆で見ます。
26日はボクシングデーと呼ばれるお休みです。お店はこの日からオープンの所が多く、そのままセールに突入します。
クリスマスは家族でお祝いし、新年は友人同士でパーティーをするのが普通ですので、日本とは逆ですね。
>>>編集後記
私の誕生日はクリスマス1週間前で、毎年それに合わせてヨーロッパへの小旅行をしているのですが、今年はスイスのチューリッヒへ行く予定です。
スイスでもジュネーブとかインターラーケンとか、もう少し山の方へ行かないと面白みがないような気がするのですが、スキー客で混んでいるのが嫌なのか、なぜかチューリッヒが良いという夫。
まあ、冬のスイスへは行ってみたかったので、チューリッヒで良しとしましょう。
いつものようにレンタカーで周辺を回ることになると思います。
その後クリスマスをイギリスで過ごし、家族を残して私だけ日本へ帰国します。
日本の冬は寒いけど太陽が出て明るいので大好き。
1年ぶりの日本を堪能したいと思います。
今年も皆様のおかげで充実した良い1年を過ごすことが出来ました。
本当にありがとうございました。
来年も、たくさんの皆様とイギリスでお会い出来ることを楽しみにしています。
メリークリスマス、そしてどうぞ良い新年をお迎えください。